銀座線青山一丁目の駅近くの元オフィスビルでは日本最大級のコンバージョンが行われています。鉄筋・鉄骨コンクリート造りの8階建てのビルを全面改修して全44戸の住宅兼オフィス(いわゆるSOHO)賃貸とするというものです。 現在まだ工事中ですが、モデルルームとなる一室が完成していましたので見学をさせていただきました。(2004年5月)
コンバージョンとは?その背景
最近「コンバージョン」という言葉をよく耳にします。「従来オフィスとして使われていた場所を住居として再利用する」というのがコンバージョンです。
そんなオフィスビルが生き残りをかけて考え出した起死回生策がコンバージョンです。元々立地の良い場所にあり、建物もRCまたはSRCとしっかりした構造のオフィスですから、住宅用の工事を施せば、立派な住宅に蘇る余地は充分にあるのです。
コンバージョンってどんな工事?
住居世帯用の区画
一番大きいのは広いオフィス空間を住宅用に小さな区画に仕切ることでしょう。住宅で広い1ルームタイプに人気が出てきたとは言っても、オフィスの大空間は広すぎるのです。
水廻り
水廻り設備の工事も通常大きなものになります。風呂(シャワー)、キッチン、トイレ、洗濯・・・そのための給排水工事です。またその為の最低限の内部壁も作る必要があるでしょう。
空調ダクト
新設するキッチンが給排水の関係から、外壁から遠い場所になる場合には、排気設備の工事も必要になります。外気に排出する場所まで空調ダクトを長く伸ばしてくる必要があります。
照明
電気ケーブルを回して、各種照明を設置します
こうしてみていくと、建物の大構造はいじらないまでも、オフィスから住宅への間取り変更を伴うフルリフォームがコンバージョン工事であるということがわかります。
そんな大工事のコンバージョンですが、建替えることを考えれば随分と安いようです。今回の大規模コンバージョンの工事費は新規の立て替え工事の3分の1程度ですんだと新聞記事にはありました。
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