コンクリート系プレハブ住宅(こんくりーとけいぷれはぶじゅうたく)
コンクリートを用いたプレハブをコンクリート系プレハブ住宅といいます。住宅の外壁・床・屋根などほとんどの部位のコンクリートパネルは工場で生産され、これを現場で組み立てていきます。 コンクリートパネルは十分に管理の行き届いた工場で生産されるので、品質にバラツキがなく、精度も高いです。また、従来の鉄筋コンクリート造と違って柱や梁などが突出せず、室内を広く使うことができます。プレハブ住宅のなかでは、耐火・耐震性能が最も高く、耐用年数も60年と長いです。最近ではメーカーごとにオリジナルパネルを開発するなど多様化が進み、間取の自由性や敷地への対応性も高くなってきています。工期はほぼ70〜90日といったところです。公庫の構造区分は、簡易耐火構造と耐火構造の2つです。