
地盤沈下(じばんちんか)
地層に加わる上載荷重以外の原因によって、かなりの広さをもった地域の地層が、ほぼ一様にゆっくりと沈下する現象をいいます。沈下の原因には地下深部の地殻変動によるものと、浅部の土中の間隙水圧の現象による圧密沈下とがあります。地盤沈下によって構造物に亀裂が生じ、また相対的に海面が高くなることによって、排水不良や内水たん水などの被害や、高潮、津波による災害の危険性が増し、不動産としての土地、建物の価値を減少させます。土中の間隙水圧の減少の原因のほとんどは、地下水の過剰くみ上げによる地下水位の低下なので、人為的な原因であり、公害対策基本法においても、公害の中に含められています。このような地盤沈下は、平地部の沖・洪積層の地積地域に多く見られ、地域的には関東平野、濃尾平野、大阪平野などの3大都市圏に多いです。
